Keychronのキーキャップの選び方|JIS・US配列と薄型の対応を比較

Keychronのキーキャップの選び方|JIS・US配列と薄型の対応を比較

Keychronのキーキャップは、配列・通常高か薄型か・正確な機種名と世代の順で絞るのが基本です。同じKeychron用でも、JIS配列のK2・K4を対象外とするセットや、K3には対応してもK3 Pro/Maxには使えないセットがあります。

色が気に入った商品を買う前に、この条件を押さえておきましょう。

通常高のJIS配列ならJIS用OSAセット、US配列なら対応機種に応じたOSA・Cherryセットが候補。ロープロファイルは、さらに世代別に選びます。ここでは適合の見方から素材・形状・文字の光り方まで整理し、購入候補を具体的に紹介します。

この記事のポイント
  • 配列・高さ・機種と世代による適合確認
  • PBT・ABSの素材とOSA・Cherry・LSAの形状比較
  • JIS・US配列別の具体的な購入候補
  • 薄型キーキャップの世代差と文字透過の条件
目次

Keychronのキーキャップ選びで押さえる4つの条件

JIS・US配列と機種名を最初に合わせる

JIS・US配列と機種名を最初に合わせる

まず見るのは、商品名と仕様欄にある「JIS」「ANSI(US)」の表示です。たとえばKeychronのOSAセットは、JIS用が145キー、US用が141キー。同じOSA・PBTという名前でも別のセットで、対応するキーボードの範囲も異なります。

「フルセット」という言葉だけでは、自分の配列をすべて置き換えられるとは判断できません。

続いて、キーボード名を省略せずに照合します。K2とK2 Pro、K3とK3 Maxのように、末尾が違えば同じ対応とは限りません。実際にJIS用OSAセットは仕様欄でK2・K4を非対応としながら、装着例にはK2 Proを掲載しています。

シリーズ名が一致するだけで決めず、個別の除外条件まで読むことが大切です。

商品ページの「対応レイアウト」と「対応機種」は両方を見ます。60%や75%などのサイズ表記が一致していても、それだけを根拠に適合とはしないほうが確実です。対応機種一覧に手持ちのモデルがなければ、使えると推測せず、型番・配列・世代を伝えて販売元へ問い合わせるところまでを購入前の確認に含めましょう。

MX互換だけで決めず、薄型と大きなキーの構造を見る

キーキャップは、文字を入力するときに指で触れる部品です。よく見かける「Cherry MX互換」は、Cherry MXスイッチに合うように作られたキーキャップを指し、裏面中央の十字形の穴が特徴。これは取り付け部分の互換性を見る手掛かりですが、配列や高さまで一括して保証する表示ではありません。

とくに薄型では、中央の軸だけでなく大きなキーを支える部分も重要です。Keychronは従来のK3・K7について、Shift・Enter・Backspace・スペースバーなどを支えるスタビライザーとスイッチを、一直線ではなく三角形になる位置に配置したと説明しています。

ロープロファイルLSAセットのVersion 2では、取り付け部分が水平に並ぶ構造へ変わっています。

このため、他社製を探すときも「十字軸だから使える」で止めず、対応する高さ、配列、各キーのサイズと取り付け構造まで照合します。逆に、LSAキーキャップを通常高のスイッチに付けることも、Keychronは推奨していません。軸にはまる場合でも、不自然な打鍵感やキーの干渉が起きる可能性があるためです。

薄型と通常高は、まず別の候補として探すのがよいでしょう。

PBT・ABSは素材、OSA・Cherry・LSAは形状の違い

PBT・ABSは素材、OSA・Cherry・LSAは形状の違い

商品名に並ぶ英字は、同じ種類の仕様ではありません。PBT・ABSは素材、ダブルショットは2層のプラスチックを一体成形する製法です。Keychronの説明では、PBTは硬く耐久性があり、皮脂や使用に伴うテカリに強い素材。

ABSはより柔らかく滑らかで鮮やかな色を出せる一方、頻繁な使用で表面に光沢が出る場合があります。

形状の名称Keychronの説明選ぶときの観点
OSAOEM相当の高さに、丸みのある球面状の上面を組み合わせた形通常高で丸みのあるキー上面が好みか
Cherry比較的低めの、定番の形状通常高用の候補で低めの形を選びたいか
LSA薄型キーボード向けの、緩やかに湾曲した上面を持つ形手持ちの薄型モデルに対応するセットか

ここで気を付けたいのは、Cherryの「低め」と、薄型キーボード用のLSAを混同しないことです。低い見た目が好きでも、最初に機種への適合を決め、その範囲で形を選びます。

テカリが気になるならPBTを候補に、滑らかな素材感や色を重視するならABSも比較対象にする、という順番なら仕様を読み分けやすくなります。

文字透過とMac・Windows用の刻印を別々に確認する

文字を光らせたい場合は、素材名よりも「バックライト透過」「Shine-Through」の仕様を優先します。この記事で紹介するPBTのOSA・Cherry・ロープロファイルセットは、いずれもバックライト非透過。一方、JIS用の薄型ABSセット「JM-273」は光透過性を明記しています。

「ダブルショットなら必ず光る」とも限りません。製法の説明と、個別商品の光の通し方は分けて考えます。また、ABSという素材名だけで透過性を判断するのも避けましょう。Keychronにはバックライトを透過しないDouble Shot ABSセットもあります。

Mac用の刻印については、KeychronのFAQが「ほぼすべてのセット」にCommand・Optionキーを用意すると案内しています。「すべて」とは書かれていないため、個別セットの内容を見るのが確実です。

MacとWindowsを使い分ける方は、必要なOS用の刻印がそろうかも、購入する色・配列のセット内容で照合しておきましょう。

Keychronのキーキャップを配列・機種別に選ぶ

通常高のJIS配列は145キーのOSAセットが候補

Keychron JISレイアウト用 Double Shot PBT OSAキーキャップ・フルセットは、日本語配列でPBT素材を選びたい方の候補です。145キー構成、厚み1.3mm、MXスタイルの軸に対応。形状はOEM相当の高さを持つOSAで、バックライトは透過しません。

対応はJIS配列のK、K Pro、V、V Max、Q、Q Pro、Q Maxシリーズですが、K2・K4とロープロファイルモデルは対象外です。商品説明の前半ではKシリーズとまとめられているものの、仕様欄にはこの除外条件があります。

K2・K4のJIS配列を使っている方は、このセットをそのまま購入候補にしないでください。

装着例にはK8 Pro、K10 Pro、Q1 Max、K2 Proが掲載されています。通常高の対応モデルで、丸みのある形とPBT素材を選びたい場合に検討しやすいセットです。なお、ダブルショット射出成形の都合で軸の一部が意図的に欠ける場合があり、その場合でもスイッチにフィットすると案内されています。

通常高のUS配列はOSAとCherryの対応範囲を比べる

通常高のUS配列はOSAとCherryの対応範囲を比べる

US配列では、Keychron Double Shot PBT OSAキーキャップ・フルセットと、Keychron Cherryプロファイル Double Shot PBTフルセット・キーキャップ – Dolch Red, Gray White Mint, Blue Black Yellowが比較候補です。

どちらもPBT・MXスタイル・非透過ですが、形状だけでなく対応機種にも違いがあります。

比較項目US用OSAフルセットCherryフルセットの3色モデル
配列ANSI(US)ANSI(US)
形状OSACherry
素材・厚みダブルショットPBT・1.3mmダブルショットPBT・1.5mm
文字のバックライト透過非透過非透過
対応例K2、K2 Pro、K2 Max、K8、K8 Pro、K8 MaxなどK4、K4 Pro、K8、K8 Pro、K10、K10 Proなど
主な注意Q・Q MaxシリーズではQ60・Q60 Maxを除外north-facing LED搭載キーボードでは軽微な干渉の可能性

K2系のUS配列なら、OSAセットはK2・K2 Pro・K2 Maxを対応機種に挙げています。対して、このCherryの3色モデルの対応一覧にはK2系がありません。表にない機種まで「同じMX軸だから大丈夫」と広げず、セットごとの一覧を基準にしてください。

K8・K8 ProのUS配列など、両方に対応が明記されたモデルでは形や色で比較できます。Cherryの3色モデルは表面にシボ加工を施した仕様で、Dolch Red、Gray White Mint、Blue Black Yellowから選べます。

ただし、north-facing LED搭載機での干渉の可能性は商品側の注意事項です。厚みの違いだけで打鍵音や使い心地の優劣を決めず、形状とこの条件を合わせて検討しましょう。

楽デスク

Keychron Cherryプロファイル Double Shot PBTフルセット・キーキャップ – Dolch Red, Gray White Mint, Blue Black Yellow を探す

薄型のUS配列は従来KシリーズとPro・Max系で分ける

薄型US配列では、似た名前のPBTセットを取り違えないことが最優先です。

Keychron ロープロファイルDouble Shot PBTキーキャップフルセットと、Keychron ロープロファイル Double Shot PBT LSAキーキャップフルセット Version 2は、対応先が異なります。

商品キー数・配列対応機種非対応の主な条件
ロープロファイルDouble Shot PBTフルセット137キー・USK1 Version 5、K1 SE、K3、K5、K5 SE、K7K1 Version 1〜4、K Pro、K Max、S1
ロープロファイルDouble Shot PBT LSAフルセット Version 2133キー・USK1 Pro/Max、K3 Pro/Max、K5 Pro/Max、K7 Pro/Max、K9 Pro、K11 Pro、K13 Pro/Max、K15 Pro、K17 Pro、S1K1 Version 1〜5、K1 SE、K3、K5、K5 SE、K7

たとえばK1は「Version 5」まで一致させる必要があります。137キーセットはK1 Version 5に対応しますが、Version 1〜4には非対応です。また、K3用として137キーセットを見つけても、その対応をK3 ProやK3 Maxへ引き継ぐことはできません。

Pro/Max側は133キーのVersion 2が候補になります。

Version 2は、Version 1から16個のキーキャップを追加し、2.75UのShiftを廃止したと説明されています。取り付け部分も三角形状から水平配置へ変更。単なる色違いや、どの旧モデルにも使える後継品として扱わないほうがよい商品です。

両セットとも文字はバックライト非透過なので、光る文字を残したい方は別の条件で候補を探す必要があります。

薄型JISで文字を光らせたいならJM-273の対応を確認

薄型JISで文字を光らせたいならJM-273の対応を確認

薄型の日本語配列で文字透過を重視するなら、JIS Low Profile Shine-Through ABS LSA Full Set Keycap Set – Blackが候補です。SKUはJM-273。

光透過性ABS素材を使ったLSA形状のフルセットで、商品ページはJIS対応を明記し、ANSI配列は非対応としています。

対応するJISモデルは、K1 Pro/Version 6/Max/Ultra、K3 Pro/Version 3/Max/Ultra/HE、K5 Pro/Version 2/Max/Ultra、K7 Pro/Max、K11 Pro、K13 Pro/Max、K15 Pro/Max、K17 Pro/Maxです。

一方、K1 Version 1〜5、K1 SE、K3 Version 1〜2、K5 Version 1、K5 SE、K7は非対応。同じK3でもVersion 3とVersion 1〜2で結論が分かれます。

なお、別商品「ロープロファイル ABS LSA フルセットキーキャップセット (JIS配例)」のJM-224は、商品名がJIS表記なのに仕様欄ではANSIレイアウトと記載されています。配列の説明が一致していないため、JIS用として選ぶ場合は販売元への確認が必要です。

JM-273と同じ商品だとみなさず、SKUまで区別してください。

購入直前は、候補のページで「配列」「機種名と世代」「セットのVersionまたはSKU」「文字透過」「必要な刻印」の5点を照合すれば、ここまでの条件を見落としにくくなります。色から選ぶ楽しさはそのあとに。

とくに薄型は、商品名の一部が似ていても適合を引き継がず、手持ちのモデルが明記されたセットを選びましょう。

Keychronのキーキャップ選びのまとめ

この記事のまとめです。

  • 最初にJIS・US配列を分け、機種名のPro・Maxや世代まで照合する
  • MX互換の十字軸だけでは、薄型の高さや大きなキーの適合まで判断できない
  • PBTはテカリへの強さ、ABSは滑らかさや色も比較の観点になる
  • OSA・Cherry・LSAは形状の違いで、Cherryの低めの形と薄型用LSAを混同しない
  • 文字を光らせたい場合は、素材やダブルショットの表示とは別に透過仕様を見る
  • 通常高JIS用の145キーOSAセットは、K2・K4とロープロファイルモデルを除く
  • 通常高US用のOSAとCherryは、形状だけでなく対応機種と干渉の注意も比較する
  • 薄型US用の137キーセットと133キーのLSA Version 2は、対応先が異なる
  • 薄型JISで文字透過を求めるならJM-273が候補だが、旧世代などの非対応条件を守る
  • Mac用刻印は全セット共通とは限らず、必要なOS用キーを個別のセット内容で確認する
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この記事を書いた人

はじめまして、パソコです。
デスクワーク歴20年、肩こり・腰痛に悩んでデスク環境を整え始めて10年、今ではデスク周りすべてが趣味になっている40代の在宅ワーカーです。
「自分にぴったりの一台・一脚」に出会えるお手伝いができれば嬉しいです。

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