日本語配列ゲーミングキーボードの選び方とおすすめ4候補|ゲームも普段使いも

日本語配列ゲーミングキーボードの選び方とおすすめ4候補|ゲームも普段使いも

日本語入力にも使うゲーミングキーボードなら、まずは慣れた日本語配列を軸に、テンキーの必要性と接続方式で候補を分けるのがおすすめです。

数字入力を兼ねるならG213r、入力感度を細かく調整するならPRO X TKL RAPID、さらにコンパクトにするならVK720A、無線と薄型を重視するならG515 LIGHTSPEED TKLが候補になります。

迷いやすいのは、「日本語配列」「テンキーレス」「ラピッドトリガー」が、それぞれ別の特徴を表していること。配列はキーの配置、サイズは残るキーと机上のスペース、入力感度の調整はゲーム操作に関わります。この記事では、その違いを整理してから、日本語配列で選べる4候補を具体的に比較します。

この記事のポイント
  • 日本語配列と英語配列の操作の違い
  • テンキーの必要性と実寸によるサイズ選び
  • 入力感度・接続方式・設定ソフトの判断基準
  • 用途で選ぶ日本語配列の4候補
目次

日本語配列ゲーミングキーボードの選び方

日本語配列と英語配列は、入力切り替えとキーの形が違う

日本語配列と英語配列は、入力切り替えとキーの形が違う

普段から日本語配列を使っていて、ゲーム以外にも文章を書くなら、日本語配列を選ぶ理由は十分あります。「半角/全角」「変換」「無変換」などのキーを使え、Enterや記号の位置も、慣れた配置を基準にできます。

アーキサイトも、学校や会社、ノートPCなどと慣れた配列で使えることを日本語配列のメリットに挙げています。

比較する点日本語配列英語配列
日本語入力向けのキー半角/全角、変換、無変換などがあるそれらの専用キーがない
Enterの形逆L字型横長
スペースキー変換・無変換などが周囲にある周囲の専用キーがない分、長い
@の入力専用の位置からそのまま入力Shiftとの同時押し
向いている選び方慣れた日本語入力の操作を続けたい記号の配置や長いスペースキーを重視したい

英語配列でも日本語入力はできます。Windowsの初期設定で、ハードウェアの配列設定が英語キーボードになっている場合は、Alt+バッククオートで入力方法を切り替えられます。したがって、配列選びの中心は「日本語を打てるか」より、切り替え方法や記号位置を含めた操作の好みです。

ゲーム中に長いスペースキーを使いたい場合と、文章入力で無変換キーを使いたい場合では、重視する場所も変わります。

なお、日本語配列でも、ひらがなが印字されていない製品があります。キー表面の見た目だけで英語配列と決めず、販売ページの「日本語配列」「JIS配列」という表記を判断の軸にしましょう。かな入力で文字の印字を見ながら使いたい方は、配列とかな印字を別々に確かめる必要があります。

テンキーの必要性を決めてから、本体寸法を比べる

サイズ選びは、テンキーを日常的に使うかどうかから始めると具体的になります。会計やデータ入力などで数字を頻繁に打つなら、テンキー付きが候補。マウスの操作スペースを優先するなら、テンキーのないモデルを検討します。小さいキーボードは机上の余白を増やせますが、なくなったキーの操作方法も選択に関わります。

テンキーレスは、テンキーを省いたサイズです。さらに小さい75%サイズでも、何が残るかは製品ごとに見る必要があります。例えばVK720Aは、EscとF1〜F12、プログラマブルダイヤルを備えています。

コンパクトさだけを見て選ぶより、普段使うキーが独立して残っているか、Fnとの組み合わせになるかを、使用頻度に沿って考えるのがおすすめです。

日本語配列の購入候補サイズの特徴幅奥行接続方式
G213rフルサイズ・一体型パームレスト452mm218mmUSB有線
PRO X TKL RAPID/G-PKB-TKL-RTBKテンキーレス357mm/375mmの公式表記差あり150mmUSB有線
V custom VK720A/TK-VK720ABK75%サイズ約325.4mm約143.8mmUSB有線
G515 LIGHTSPEED TKL/G515-WL-LNBK薄型テンキーレス368mm150mmLIGHTSPEED・Bluetooth・USB有線

PRO X TKL RAPIDの幅は、2024年の公式発表では357mm、公式ストアの商品詳細では375mmです。型番G-PKB-TKL-RTBKに対して表記が一致していないため、設置幅に余裕がない場合は、購入先またはメーカーへの確認が必要です。

机に置いたときの使い方は、幅だけでは決まりません。G213rはパームレストが一体なので、手前側も含めた奥行を確保する製品。一方、表のテンキーレス・75%モデルは奥行がより短い構成です。モニターの台座や机の手前の空間まで含めて選ぶなら、サイズ名称より実寸のほうが直接的な判断材料になります。

ラピッドトリガーは、押す・戻す動きを細かく扱いたい人向け

ラピッドトリガーは、押す・戻す動きを細かく扱いたい人向け

アクチュエーションは、キー入力がONになること。そのポイントを調整できるモデルでは、どの程度キーを押したら入力するかを設定できます。ラピッドトリガーを考えるときは、ONになる位置に加えて、キーを戻したときにOFFになる動きにも注目しましょう。

VK720Aの磁気スイッチは、押し込み位置にアクチュエーションポイントとリセットポイントが追従して変化する仕組みです。

こうした機能を購入理由にしやすいのは、キーの押し直しや、移動キーを離す操作まで調整したい方です。PRO X TKL RAPIDはアクチュエーションポイントを0.1〜4.0mmで設定でき、ラピッドトリガーの感度も0.1mmから設定できます。

VK720Aは、押し始めてからONになるまでと、戻し始めてからOFFになるまでの感度を、それぞれ0.1〜3.8mmで設定可能。同じ「感度調整」でも、どの動きを設定する数値なのかまで見ることが大切です。

最小値にできることと、その設定が自分に合うことは分けて考えます。VK720Aの説明書では、0.1mmなど極端に小さい感度で、わずかなキーの傾きによる意図しない入力が発生する場合があると案内しています。その場合の案内は、感度を大きめにするか、誤作動防止を有効にすること。

誤作動防止には浅い押し込み時のON、深い押し込み時のOFFに制限があるため、感度だけを追うより、説明書の条件と合わせて調整する機能です。

入力感度を追い込みたいなら、PRO X TKL RAPIDやVK720Aを比較する価値があります。一方、薄い本体や無線接続が購入理由なら、G515 LIGHTSPEED TKLのような別の特徴を持つモデルも候補になります。

機能名の多さで決めるより、調整したいゲーム操作があるか、机の使い方を変えたいかを先に決めましょう。

有線・無線は、接続先と設定ソフトまで含めて選ぶ

充電の手間を増やしたくないなら、有線モデルが候補になります。無線はケーブルがない分、配置の自由度を取りやすい一方、電池や充電を管理する必要があります。ただし、無線という一括りだけで選ぶのは早計です。

G515 LIGHTSPEED TKLは、LIGHTSPEED、Bluetooth、USB有線の3方式に対応しており、一つの製品でも接続方法を選べます。

対応OSは接続方式と結び付けて見ます。G515のリニアモデルの公式ストアでは、LIGHTSPEEDはUSB-AポートとWindows 10以降またはmacOS 13以降、Bluetoothは対応デバイスとWindows 10以降、macOS 13以降、ChromeOSが案内されています。

PRO X TKL RAPIDはWindows 10以降のPCとUSB 2.0ポート、VK720Aの仕様はWindows 11/10。Macで使う予定なら、Windows向けの仕様をそのまま当てはめず、対応が明記されたモデルから検討します。

さらに、接続して文字を入力することと、細かな設定を変更することも別です。PRO X TKL RAPIDの高度な機能にはG HUB、VK720Aの感度やキー割り当てにはEG Toolを使います。VK720Aは設定を本体に記録でき、専用ソフトを入れていないPCでも保存した設定で使用可能。

仕事用PCなどでソフトを追加できない場合は、設定に使うPCも含めて購入前に考えておきたいところです。

日本語配列ゲーミングキーボードのおすすめ4候補

G213r:フルサイズとメンブレンの打鍵感を重視するなら

フルサイズで普段の作業も兼ねたい方には、「ロジクール G213 RGB ゲーミング キーボード」が候補です。ここで対象にする型番はG213r。2021年のリニューアルで型番が変更された製品なので、購入時はG213というシリーズ表記に加えて、末尾のrまで見て選びます。

日本語配列とUSB有線接続は、公式の製品仕様に記載されています。

特徴は、独自のMech-Domeキーを使ったメンブレン方式です。メーカーは、ソフトな打鍵感と静かな操作音を特徴として説明しています。メカニカルという名称にこだわるより、普段の文字入力も含めて、この方式を選びたい方に向く構成。

キーの移動距離は4.0mm、押下圧は50gで、複数キーの同時押しは最大10キーに対応しています。

一体型パームレストと、再生・停止・音量調節などのメディアコントロールも備えています。手前の支えや専用ボタンまで一つの本体にまとめたい場合に検討しやすい一方、コンパクトさを優先する方には大きめです。私なら、テンキーを使う頻度と、パームレストを含む奥行を置けるかを、このモデルの最初の判断材料にします。

耐水性も案内されていますが、水洗いできる製品という意味ではありません。公式発表の条件は、最大60mlの水による試験結果で、液体に浸さないよう明記されています。耐水の文字を購入理由にする場合も、この範囲を保って判断してください。構造や機能の詳細は、G213rの公式製品発表で確認できます。

PRO X TKL RAPID:入力感度とキーの動作を細かく調整するなら

PRO X TKL RAPID:入力感度とキーの動作を細かく調整するなら

テンキーレスで入力設定を重視するなら、「PRO X TKL RAPID」が候補です。ブラックの対象型番はG-PKB-TKL-RTBK。日本語配列の磁気アナログスイッチを搭載したUSB有線モデルで、アクチュエーションポイントとラピッドトリガーの感度を調整できます。

コンパクトさに加えて、キー操作そのものを設定したい方に向く一台です。

浅く押したときと深く押したときで、別々のコマンドを設定できる2段階コマンドにも対応しています。また、KEY PRIORITYは、二つのキーを同時に押したときの扱いを選ぶ機能です。例えば、より深く押したキーや後から押したキーを優先するなどの選択肢があります。

ラピッドトリガーによる押し戻しの感度と、同時入力時の優先順位は、別々の調整項目として考えましょう。

公式ストアは、最新版G HUBでラピッドトリガーの値をキーごとに指定でき、KEY PRIORITYとの同時使用も可能と案内しています。高度な機能にはG HUBが必要で、使用前には最新版のダウンロードとファームウェア更新も案内されています。

設定まで含めて選ぶモデルなので、ソフトを利用できる環境があることは購入条件の一つです。

本体は多層のダンピング構造を採用し、キーキャップはデュアルショットPBT。メーカーは安定したタイピングと文字の耐久性を特徴に挙げています。入力設定だけでなく、普段のタイピングにも使う候補ですが、操作をどこまで調整したいかが選ぶ理由の中心になります。

公式ストアの商品詳細では、日本語配列、対象型番、設定ソフトの条件をまとめて確認できます。

VK720A:75%サイズとスペースバーの選択を重視するなら

テンキーレスよりコンパクトな構成を求めるなら、エレコムの「V custom VK720A」を検討できます。日本語配列のブラックはTK-VK720ABK。75%サイズながらEsc、F1〜F12、プログラマブルダイヤルがあり、マウスのスペースを取りつつ、これらの操作部を残したい方に向く製品です。

シリーズには英語配列もあるので、購入対象はこの型番のJIS配列です。

日本語配列を選びながら、スペースバーの長さも選べる点が特徴です。付属ユニットによって、「ロングスペースバー」と「無変換キー+ショートスペースバー」の2パターンに変更できます。ただし、ロングに交換すると無変換キーは取り除かれて押せなくなります。

無変換の機能を続けて使う場合は、EG Toolで別のキーへ登録する案内があるため、長さと日本語入力の操作を一緒に判断しましょう。

磁気スイッチの感度はEG Toolで調整でき、3パターンのプロファイルを本体に保存できます。異なるゲームの設定を切り替えたい場合にも検討できる構成です。すべてのキーの同時入力に対応するNキーロールオーバーも備えています。

入力設定の自由度と小さい本体を両方求めるなら、PRO X TKL RAPIDと比較するポイントになります。

接続はUSB有線で、付属ケーブルは本体側USB Type-C、PC側USB-Aです。本体の追加USBポートはマウス用レシーバーの配置にも使えますが、キーボード自体を無線化する機能ではありません。

メーカーは磁気による誤動作を避けるため、スピーカーやスマートフォンなど磁気を発する機器を3cm以上離すよう案内しています。対象型番の製品ページと日本語の説明書を合わせて確認したい製品です。

G515 LIGHTSPEED TKL:無線接続と薄型を重視するなら

G515 LIGHTSPEED TKL:無線接続と薄型を重視するなら

机上のケーブルを減らし、薄型の日本語配列を使いたい方には「G515 LIGHTSPEED TKL」が候補です。ここではブラックのリニアモデル、G515-WL-LNBKを対象にします。高さ22mmのテンキーレスで、LIGHTSPEEDワイヤレス、Bluetooth、USB有線に対応。

無線だけでなく、ケーブルで接続する選択肢も持てる製品です。

スイッチは薄型のGLメカニカルで、リニアモデルのアクチュエーションポイントは1.3mm、総キーストロークは3.2mmです。シリーズにはタクタイルもありますが、ここで説明する購入候補はリニア。工場で潤滑処理を施したスイッチと、音を抑える多層構造を採用しています。

高さだけで選ぶより、薄いキーとこのスイッチ構成を使いたいかが判断のポイントです。

公式ストアの連続使用時間は約36時間で、使用環境によって異なるという条件付きです。無線運用では、この目安と充電を生活の中で扱えるかを考えます。接続先についても、ゲーム用PCだけでなくMacやChromeOSを検討する場合は、前述の接続方式ごとの対応条件に合わせて選んでください。

購入時には、製品名のLIGHTSPEEDと、リニアの型番まで対応させましょう。ライトやキーのプログラム設定にはG HUBが必要で、このモデルはスイッチの入れ替えに対応していません。後からスイッチを交換する前提ではなく、購入時にスイッチの種類を選ぶ製品です。

薄型・無線・日本語配列という組み合わせを重視するなら、公式ストアのG515 LIGHTSPEED TKLが比較の出発点になります。

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日本語配列ゲーミングキーボードの選び方まとめ

この記事のまとめです。

  • 慣れた日本語入力の切り替えや記号配置を続けたいなら、日本語配列が候補です。
  • 英語配列でも日本語入力は可能で、Windowsの初期設定と英語配列の設定条件ではAlt+バッククオートで切り替えられます。
  • 日本語配列でもかな印字がない製品があるため、かな入力で印字が必要なら別に確認します。
  • 数字入力を頻繁に行うならテンキーを重視し、マウスのスペースを優先するならテンキーレスや75%サイズを比較します。
  • PRO X TKL RAPIDの幅は公式発表で357mm、公式ストアで375mmと異なり、設置幅に余裕がない場合は確認が必要です。
  • 入力の感度を細かく調整したい人には、PRO X TKL RAPIDやVK720Aが候補です。VK720Aでは、感度を0.1mmなど極端に小さく設定すると、意図しない入力が発生することがあります。
  • 有線・無線だけでなく、接続方式ごとの対応OSと、G HUBやEG Toolを利用できる環境も購入条件に含めます。
  • G213rはフルサイズとメンブレン方式、一体型パームレストを重視する場合の候補です。
  • PRO X TKL RAPIDは入力感度やキー動作を細かく設定したい場合の候補で、高度な機能にはG HUBが必要です。
  • VK720Aは75%サイズとスペースバーの選択が特徴です。ロングスペースバーにすると無変換キーは押せなくなります。
  • G515 LIGHTSPEED TKLのリニアモデルは薄型と3方式の接続が特徴で、購入時にスイッチを選び、充電も管理します。
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この記事を書いた人

はじめまして、パソコです。
デスクワーク歴20年、肩こり・腰痛に悩んでデスク環境を整え始めて10年、今ではデスク周りすべてが趣味になっている40代の在宅ワーカーです。
「自分にぴったりの一台・一脚」に出会えるお手伝いができれば嬉しいです。

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