紫電改のマウスパッドが気になっているなら、まず押さえたいのは、ガラスビーズ加工による高速な滑りが特徴で、後継のシデンカイV2もすでに生産終了していることです。2026年9月26日時点で、ARTISANの公式製品ページには「現在庫をもちまして、販売終了」とあり、在庫切れが表示されています。
V2は、滑りの速さに加えて止め性能と耐久性を改善したモデルです。ただし、旧型と同じ感触をそのまま期待するのは慎重に。この記事では、メーカーが案内する特徴を軸に、発売前のMIDサンプルのレビューも区別して紹介し、硬度・サイズ・購入条件まで見ていきます。
- ガラスビーズ加工による高速な滑走面
- V2で改善された耐久性と止め性能
- MID・XSOFTとサイズの選択基準
- 生産終了後の在庫状況と購入条件
紫電改マウスパッドの特徴とシデンカイV2の違い
ガラスビーズ加工を施した特殊な布の滑走面

ARTISANの「NINJA FX シデンカイV2」は、表面に微細なガラスビーズ加工を施したスピード型ゲーミングマウスパッドです。公式の選択ガイドでは、ガラスビーズコーティングによる硬質で鋭い滑りを持つ「特殊布滑走面」と説明されています。
ガラスという言葉だけで、板状の製品を想像しないことがポイントです。
選ぶときは、表面の性格とベースの硬さを分けて考えましょう。ARTISANは、速度や質感を決める滑走面、止める操作を支えるベース、使用環境に合わせるサイズという順で選択肢を整理しています。シデンカイV2の高速な滑りに興味があるのか、それとも単に硬い操作感を求めているのかで、見るべき部分が変わります。
候補にしやすいのは、硬質で高速な滑走感そのものを試したい人です。一方、マウスパッド選びで止めやすさを最優先するなら、V2の改良点だけで決めず、基本の位置づけがスピード型であることも含めて考えたいところ。柔らかいベースを選ぶ話と、滑走面の速度を選ぶ話は別々に見ておくと、期待する感触がはっきりします。
V2では耐久性と止め性能を改善
旧型との違いについて、まず基準にしたいのはメーカーの説明です。ARTISANは、V2でガラスビーズ加工を調整し、耐久性と止め性能を向上させたと案内しています。改良の方向は、単純にもっと速く滑らせることだけではありません。
具体的な感触の参考になるのが、DPQPの「Artisan Shidenkai V2 Mid レビュー」です。同記事は発売前に提供された新型サンプルを扱っており、旧型より滑走速度が落ちる一方、ほどよいブレーキ感が加わってコントロール性を感じる、と評価しています。
これはレビュアーの比較評価であり、すべての硬度や使用環境で同じ感触になるという保証ではありません。
| 比較する点 | V2について分かること | 選ぶときの読み方 |
|---|---|---|
| 表面加工 | メーカーはガラスビーズ加工の調整を説明 | 名前だけで旧型と同じ表面と考えない |
| 耐久性 | メーカーは向上したと説明 | 寿命の月数を示す説明とは区別する |
| 止め性能 | メーカーは向上したと説明 | 高速な滑りを持つ製品という基本は変わらない |
| 旧型との操作感 | DPQPのMIDサンプル評価では速度が落ち、ブレーキ感が増した | 旧型の軽快さを最優先する人は違いに注意 |
旧型のレビューを読んで購入を考えた場合は、レビュー対象にV2の表記があるか、硬度は何かまで見てください。特に、旧型の滑りの軽さが気に入って買い替える人と、速さに加えてブレーキ感も欲しい人では、同じ変更点への評価が分かれます。
ゲーム名よりも求める滑りと止め方で判断する

「FPS用なら合うか」という疑問には、遊ぶタイトルに加えて、どんな操作感を求めているかを見る必要があります。公式のベース説明では、MIDの強みは滑りの軽さと一貫性、XSOFTの強みは止めやすさ。どちらも同じ基準で優劣をつけるのではなく、自分が重視する操作から選ぶ考え方です。
DPQPのMIDサンプル評価では、対象を追いかけるトラッキングの動きに加え、狙ったところで止める動作にも対応しやすいとされています。また、押し下げても余分な摩擦が加わりにくく、滑走速度がほぼ一定に感じられるという評価です。押し込みで抵抗を大きく変えたい人は、この特徴を購入判断に含めたいところです。
ただし、レビューの感想をそのまま製品全体の保証にはできません。たとえばDPQPは縦横の滑りの差を感じなかったとしていますが、公式製品ページは縦・横のフィーリングや速度に違いが発生すると注意しています。方向による差を特に気にする人は、「差がない製品」と決めつけずに検討しましょう。
耐久性の向上と「何か月使えるか」は別の話
耐久性について確実に押さえられるのは、V2では表面加工を調整して改善した、というメーカーの説明です。一方、この説明には「毎日何時間使って何か月持つ」といった寿命の条件は示されていません。耐久性が向上したことを、一定期間は滑りが変わらないという意味に置き換えないようにしましょう。
長く使えることを重視する場合も、旧型の寿命の話をV2へそのまま当てはめるのは避けたいところです。V2は加工を調整したモデルなので、旧型についての感想だけでは判断できません。逆に、改善されたという説明だけで、長期間の状態まで保証されたとも考えられません。
価格を比較するときも、寿命を仮定して「月あたりなら安い」と計算するより、まず高速な滑走面にいくらまで払いたいかを決めるほうが無理のない判断です。特に現在は生産終了品。耐久性への期待だけで予算を引き上げず、欲しい使用感と販売条件の両方から検討してください。
紫電改マウスパッドの選び方と購入前の注意点
MIDとXSOFTはベースの強みを見て選ぶ
硬度で迷ったときの軸は、MIDなら滑りの軽さと一貫性、XSOFTなら止めやすさです。ARTISANの案内ではMIDは硬いベース、XSOFTは非常に柔らかいベースに当たります。表面が同じでもベースによって使用感が変わるため、レビューを読むときも硬度をそろえて比較したい部分です。
| ベース | 公式ガイドでの硬さ | 強み | 重視する人の検討軸 |
|---|---|---|---|
| MID | 硬い | 滑りの軽さ・一貫性 | 軽い滑りを重視したい |
| XSOFT | 非常にやわらかい | 止めやすさ | 止める操作のサポートを重視したい |
ここで気をつけたいのは、上の表がARTISANのベース特性の案内であり、V2のMIDとXSOFTを同条件で実測比較した結果ではないことです。シデンカイV2は硬質な滑走面を持つため、XSOFTという名前だけで、押し込むほど大きなブレーキが得られるとまでは言えません。
MIDサンプルの感想をXSOFTの体験談として読むことも避けましょう。
また、製品ページに載っているベース表にはSOFTもありますが、同じ表はブランド全体の選択ガイドにも掲載されています。表にある硬度が、そのままシデンカイV2で購入できる選択肢を意味するとは限りません。欲しい硬度と、実際の販売品に記載された硬度を対応させて選んでください。
サイズは横幅・奥行・厚みをセットで確認

サイズ選びでは、LやXLという記号だけで決めず、横幅と奥行を机の使用可能な範囲に合わせます。公式製品ページのサイズ表では、Lは横幅420mm・奥行330mm、XLは横幅490mm・奥行420mm。厚みは4mm、ただしMIDのみ3mmという注記があります。
| 公式サイズ表の表記 | 横幅 | 奥行 | 厚みの注記 |
|---|---|---|---|
| L | 420mm | 330mm | 4mm、MIDのみ3mm |
| XL | 490mm | 420mm | 4mm、MIDのみ3mm |
ただし、このサイズ表もブランドの選択ガイドと同じ内容です。SからXXLまでの寸法が掲載されていても、シデンカイV2の全サイズ・全硬度が販売されたことや、現在注文できることを示す一覧とは扱えません。上の数値は公式表を読むための目安とし、購入する個別商品の寸法と厚みを優先して照合してください。
机に置く場面では、マウスを動かしたい範囲と、パッドそのものを置ける範囲の両方を見ます。たとえばXLを候補にするなら、横幅490mmだけでなく奥行420mmも確保できるかが判断点。サイズ名の大きさの印象より、キーボードなどを置いた状態で使える場所に寸法を当てはめるほうが具体的です。
V2も生産終了済みで、公式ページは在庫切れ
2026年9月26日に確認したARTISANの公式製品ページでは、シデンカイV2は生産終了、現在庫で販売終了と案内され、在庫切れになっています。旧型だけが終了してV2は通常販売中、という前提では探さないほうがよい状況です。
販売の経緯として、Negitaku.orgは2025年5月15日に最終在庫のオンライン販売開始を報じています。同記事に掲載されたARTISANスタッフの告知では、同年6月のイベントで残り在庫を販売する予定が示されていました。これは当時の最終販売の案内で、現在の再入荷予定を示すものではありません。
現時点の購入価格については、公式製品ページからシデンカイV2の販売額を確認できません。サイト上部に表示されるハヤテ甲やハヤテ乙のセール価格は別製品のものです。紫電改の検索で価格を見つけても、商品名に加えてV2かどうか、硬度・サイズ・状態までそろわなければ、同じ条件の価格比較にはなりません。
公式の在庫切れだけで、すべての販売店に在庫がないとは断定できません。ただ、継続的な補充を前提に待つ商品ではなくなっています。販売品を見つけた場合は、欲しかった仕様と一致するかを先に判断し、生産終了という理由だけで急いで購入しないようにしたいところです。
マウスとの相性・色差・返品条件も購入判断に含める

公式製品ページには、マウスとの相性によって正常に動作しない問題が発生する場合がある、と明記されています。さらに、そのようなマウス動作の問題でも、ARTISANは返品や返金を引き受けないと案内しています。「買って合わなければ返品する」という想定では選ばないことが大切です。
同ページが示す返品・交換の条件は、マウスの滑走に支障をきたす物理的な不良が認められ、商品到着後1週間以内に申し出た場合です。物理的な不良と、マウスとの相性による動作問題は、案内上の扱いが異なります。
ここで説明しているのはARTISANの公式ページの条件であり、別の販売店にも同一条件が適用されるとは限りません。
色も見た目だけの違いとして扱わないほうがよい部分です。メーカーは、カラーバリエーションによって滑りや質感が変化する場合があると説明し、リピート購入で前回と同質なものを求める場合は同色を選ぶよう案内しています。
デスクの色合わせを楽しみたい一方、感触の再現を優先するなら色までそろえる、という判断になります。
最終的には、V2の高速な滑りと改良された止め性能に魅力を感じるかを起点に、ベース、置けるサイズ、色、販売条件の順で絞るのがおすすめです。私なら、在庫が見つかったという理由だけでは決めず、欲しい感触と仕様が合っているかを優先します。
特に旧型からの買い替えでは、V2を同じ感触の再購入と考えないことが、判断の大事な分かれ目です。
紫電改マウスパッドの選び方まとめ
この記事のまとめです。
- シデンカイV2は、ガラスビーズ加工を施した特殊布滑走面を持つスピード型
- メーカーはV2で耐久性と止め性能を向上させたと説明
- 旧型とV2は操作感が異なるというMIDサンプルのレビューがある
- 耐久性の向上は、具体的な寿命の月数を保証するものではない
- ベースの公式説明では、MIDは滑りの軽さと一貫性、XSOFTは止めやすさが強み
- 共通の硬度・サイズ表を、V2で購入できる全仕様の一覧と混同しない
- 設置サイズは横幅だけでなく奥行と厚みまで照合
- 2026年9月26日時点でV2も生産終了済み、公式ページは在庫切れ
- マウスとの相性による動作問題について、メーカーは返品・返金を受けないと案内
- 色によって滑りや質感が変わる場合があり、同質の買い替えを望むなら同色がメーカーの案内

