マウスパッドを自作する方法|布・100均素材・写真入りキットの作り方

マウスパッドを自作する方法|布・100均素材・写真入りキットの作り方

マウスパッドは、布を厚紙に貼ったり、粘着付きコルクシートとマットを組み合わせたりして自作できます。好きな写真やイラストを入れたいなら、印刷用シートと土台を貼り合わせる専用キットも選択肢です。

最初に決めたいのは、布の柄を楽しむのか、自分の画像を使うのかということ。この記事では、材料から組み立てる方法と写真入りキットの手順を紹介し、最後にマウスが反応しにくい場合や、プリンターがない場合の選択肢をまとめます。

この記事のポイント
  • 布・100均素材・写真入りキットの使い分け
  • 材料別の貼り合わせ手順と余白の考え方
  • プリンターの対応条件と気泡・反りへの対処
  • 反応不良の確認方法とプリンター不要の選択肢
目次

マウスパッドを自作する材料と作り方

布・100均素材・印刷キットは目的で選ぶ

布・100均素材・印刷キットは目的で選ぶ

好きな布を表面に使うなら、布と厚紙をのりで貼る方法が候補です。プリンターを使わず、布そのものの柄を生かせます。貼り合わせる作業を中心にしたい場合は、粘着付きコルクシートとインテリアマットを組み合わせる作例が参考になります。

作りたいもの方法主な材料・用意するもの作業のポイント
好きな布の柄を使ったもの布を厚紙に貼る綿の布、厚紙、スティックのりのりを均一に塗り、布の端を裏へ折る
マットの柄を生かしたものコルクシートと貼り合わせる粘着付きコルクシート、インテリアマット、ハサミ空気やでこぼこを入れずに貼る
写真・イラスト入り印刷キットで作る対応プリンター、印刷シート、保護シート、土台など印刷面を乾かしてから保護シートを貼る
自分の画像を使った完成品印刷サービスへ注文する入稿する画像形状と必要な画像サイズを選ぶ

写真入りの場合は、「自宅で印刷して組み立てたい」と「デザインした完成品が欲しい」で選び方が変わります。前者はキット、後者は印刷注文です。自作キットにはプリンターとの適合確認やシートを貼る工程があるので、どこまで自分で作りたいかを先に決めると迷いません。

布と厚紙で作るなら、のりを均一に塗って包む

布で作る方法の一例が、個人ブログ風標の自作マウスパッドです。材料は綿100%の生地、スティックのり、ある程度厚みのある台紙。台紙には100均の方眼紙や、薄型の梱包箱に使われるような厚紙が挙げられています。以下は、この作例に沿った手順です。

  1. 台紙を15×19cm、布を17×21cmに切ります。
  2. 布の裏面全体に、スティックのりを均一に塗ります。
  3. のりの塊ででこぼこができていたら、へらになるもので取り除きます。
  4. 布の裏面を上にして置き、中央付近に台紙を重ねて貼ります。
  5. 四隅を先に45度で折り込み、そのあと周囲の布を台紙の裏へ折りたたみます。
  6. のりが完全に乾くまで待ちます。

この作例の特徴は、台紙ではなく布側にのりを塗ることです。作者は、布をのりで硬くすることと、乾き方によるムラを出しにくくすることを理由に挙げています。貼る直前に厚いのりの塊を残さない工程まで含めて参考にしてください。

なお、綿100%はこの作者が選んだ材料であり、すべてのマウスでの動作を保証する条件ではありません。また、周囲の布を裏へ折り込むため、その部分には厚みが出ます。布の種類だけでなく、貼った面の均一さや折り込み後の形まで見る必要がある作り方です。

100均素材なら、粘着付きコルクとマットを貼り合わせる

100均素材なら、粘着付きコルクとマットを貼り合わせる

RoomClip magで紹介されているchauさんの作例は、粘着付きコルクシートとインテリアマットを組み合わせる方法です。布を包む工程がなく、必要な道具として挙げられているのはハサミ。用意したマットの柄をそのまま生かしたい場合に向いています。

  1. コルクシートの粘着面を覆っている裏紙をはがします。
  2. コルクシートとマットを貼り合わせます。
  3. マットからはみ出したコルクを切り取って仕上げます。

作例では、貼り合わせるときに空気を入れず、でこぼこを作らないことがポイントとされています。コルクだけを切って使う方法とは構成が異なり、マットとコルクを一枚にする手順です。布と厚紙の方法のように、周囲の布を裏へ折り込む必要もありません。

記事にはプラスチック製ランチョンマットでも代用できるという紹介があります。ただし、これは作例としての提案です。どのマットとマウスの組み合わせでも同じように使える、という意味ではありません。

また、掲載された100均商品の価格や品ぞろえを現在の購入条件とは扱わず、手元でそろえられる材料を基準に考えましょう。

サイズは完成寸法と貼り付け用の余白を分けて考える

布で包む場合は、完成させたい台紙の寸法と、切り出す布の寸法が違います。先ほどの作例では台紙が15×19cm、布が17×21cm。布を台紙と同じ大きさに切る手順ではなく、余った部分を裏へ折り込む前提です。この15×19cmは作例の寸法で、すべての人に適した標準サイズというわけではありません。

一方、コルクとマットの方法は、貼り合わせてから余分なコルクを切り取ります。こちらは上に重ねるマットの形に合わせて仕上げる考え方です。同じ「切って貼る」自作でも、先に完成寸法の台紙を用意するのか、貼ったあとに外周をそろえるのかが異なります。

写真入りキットでは、印刷する画像の大きさにも注意します。リフネットの作成案内は、スポンジシートより一回り小さくデザインを印刷し、最後に印刷余白とスポンジを一緒に整える手順です。

プリンターの印刷可能領域によって一部が印刷されないこともあるため、端の文字が切れる場合は位置や文字サイズを調整するよう案内されています。

サイズを変えて作りたいときも、完成品の縦横だけで判断せず、布の折り込み部分や印刷余白まで含めて材料に収まるかを見ます。まずはどの作り方を使うかを決め、その方法で必要な余白を残す順序です。

写真入りマウスパッドの自作と失敗しやすい点

写真入りキットはプリンターの方式と付属品を確認する

自宅で写真を印刷するなら、まずキットがどのプリンター用なのかを確かめます。リフネット掲載の「スポンジタイプ インクジェット用 スキージー付」(MS001)は、その名のとおりインクジェット用。印刷シート、保護用シート、スポンジシート、貼り付けに使うスキージーを組み合わせるタイプです。

スキージーは、シートの間の空気を押し出すためのへらです。

販売ページの上部には「レーザープリンタにも対応」という案内がありますが、インクジェット用シートをレーザープリンターで使ってよい、という意味ではありません。インクジェット用紙については、別方式のプリンターで使うと機械故障の原因となる恐れがあるため使用しないよう明記されています。

さらに、インクジェット方式であっても全機種対応ではありません。同ページはプリンターの取扱説明書を確認するよう案内し、機種によってにじみや印字品質の違いがあるとしています。ページ末尾の最終更新表示は2013年5月なので、そこに挙がる推奨インクだけで現在使っている機種への適合を決めないことが大切です。

インクジェット用キットの案内で対象を確かめてから選びます。

キットによって貼り方も変わります。例えばサンワサプライのマウスパッド MPD-801は、付属のポリエチレンシートへインクジェットプリンターで印刷し、ゴム型枠を使ってゴムマットと貼り合わせる製品です。次の節の保護シートを貼る方法と混ぜず、選んだ製品の作り方に合わせて進めてください。

楽デスク

サンワサプライ マウスパッド MPD-801 を探す

印刷・乾燥・保護シート・土台の順に仕上げる

ここでは、リフネットの作成案内に沿って、印刷シート・透明保護シート・スポンジシートを使う方法を紹介します。パソコンと対応プリンターのほか、スキージー、定規、ハサミやカッターなどを使う構成です。印刷面と印刷方向を確かめ、用紙は一枚ずつ給紙します。

  1. 画像を印刷して乾かす。 付属のインクジェットシールは、裏面の白く光っている側ではなく、光っていない側に印刷します。印刷面が完全に乾くまで待ちます。
  2. 透明保護シートを合わせる。 裏紙を約2cmだけめくり、印刷シートの端にそろえます。印刷面との間にほこりが入らないようにします。
  3. 空気を押し出しながら貼る。 裏紙を少しずつはがし、スキージーを中央から両端へ動かして貼り付けます。
  4. スポンジシートに重ねる。 スポンジのざらざらした面を下にし、つるつるした面へ印刷シートを貼ります。強く押し込みすぎず、軽くこすって空気を抜きます。
  5. 外周を整える。 印刷余白をスポンジと一緒に切り取り、形を仕上げます。

特に気を付けたいのは、保護シートとスポンジへの貼り付けでは、やり直しの扱いが違うことです。作成案内では、透明保護シートは貼る途中ではがせないとされています。最初の端合わせを丁寧に行い、一度に全面の裏紙を取らずに進める工程です。

一方、スポンジへの貼り付けは、空気が入った場合に貼り直しができると案内されています。ただし、強く押すとスポンジがたわみ、反る場合があります。このキットで貼り付け後に反ったときは、反対方向に丸める方法や、反りが強ければ本などで挟んで一晩置く方法が示されています。

ほかの素材のマウスパッドにも同じ直し方が使えるとは限りません。

滑りにくさとカーソルの反応不良を分けて確認する

仕上がりが気になるときは、まず貼った面のでこぼこや気泡を見ます。布の作例ではのりの塊を取り除き、コルクとマットの作例では空気やでこぼこを入れないよう案内されています。写真入りキットでも保護シートの貼り方がポイント。

表面の仕上がりを確かめることと、画面上のカーソルが正しく動くかを確かめることは分けて考えましょう。

カーソルの動きが不安定なら、表面とマウスの相性も確認対象です。エレコムの公式FAQでは、有線マウスの対処として、ガラスのように光を反射する机では動作が不安定になる場合があり、マウスパッドや白いコピー用紙を敷いて試すよう案内しています。

有線マウスで自作面の反応が悪い場合は、この方法が比較の手掛かりになります。

同じ有線マウス向けの説明では、底面のセンサーの光とマウスパッドが同色だと、誤動作の原因になることがあるとされています。例は赤い光と赤いパッドです。「光沢のある素材は全部使えない」「この色なら必ず動く」と一律に決めず、使うマウスでの動作を基準にします。

ワイヤレスマウスでは、自作面以外にも原因があります。エレコムはBluetooth・2.4GHzの両方について、電池、近くの金属、Wi-Fi機器による干渉などを確認項目に挙げています。パッドの材料を変えても改善しない場合は、接続方式に合う案内へ進みましょう。

なお、布と厚紙の作例ではパッド自体が動く例も紹介されており、カーソルの読み取り不良とは別の問題です。

プリンターがないなら、用意した紙を使うキットか印刷注文

プリンターがないなら、用意した紙を使うキットか印刷注文

布の柄でよければ、布と厚紙、またはコルクとマットの方法でプリンターを使わずに作れます。紙の絵柄を使いたい場合は、リフネットの「ペーパーフリータイプ スキージー付」(MF001)も候補です。印刷物の種類を問わないタイプとして案内され、保護用シートとシール付きスポンジシート、スキージーを使います。

こちらは印刷済みのデザインが届くサービスではなく、絵柄になる紙を自分で用意して組み立てるキットです。手元に使いたい紙があるなら、自宅で専用シートに印刷する方法とは別の選択肢になります。ペーパーフリータイプの案内を見て、印刷用キットと取り違えないように選びます。

画像データから完成品を作りたいなら、pixivFACTORYのマウスパッドは1枚からフルカラーで注文できます。形は長方形と丸型の2種類で、表面はポリエステル、裏面はゴム。自分でシートを貼り合わせる作業をせず、画像を入稿して製作を任せる方法です。

pixivFACTORYの形状本体サイズ必須画像サイズ推奨画像サイズ
長方形250×210mm4,094×3,464px6,141×5,196px
丸型200×200mm3,307×3,307px4,960×4,960px

2026年9月23日時点の同ページでは、1枚からのロット製造価格は3,100円です。ページ上部の「2,700円〜」は1枚注文時の価格ではなく、価格表では501枚以上の区分に当たります。

また、画像はRGB形式で入稿したあと工場でCMYK形式へ変換され、印刷時期や環境によって軽微な差が生じる場合があると案内されています。

自作の工程を楽しむならキット、画像から完成品を受け取りたいなら印刷注文、という選び方ができます。

マウスパッドを自作するときのまとめ

この記事のまとめです。

  • 布の柄を使うなら布と厚紙、写真やイラストを使うなら印刷キットが候補です。
  • 布と厚紙の作例は、布の裏にのりを均一に塗り、四隅から折り込んで完全に乾かします。
  • 100均素材の作例は、粘着付きコルクとマットを貼り合わせ、余分なコルクを切り取る方法です。
  • 完成寸法と、布の折り込み部分・印刷余白は分けて考えます。
  • インクジェット用シートを別方式のプリンターで使わず、インクジェットでも機種ごとの適合を確認します。
  • 紹介したスポンジタイプは、印刷面を完全に乾かしてから保護シート、土台の順に貼ります。
  • リフネットの作成案内では、保護シートは途中ではがせず、スポンジへの貼り付けは貼り直し可能とされています。
  • 有線マウスの反応が悪いときは白い紙での動作確認が手掛かりになり、無線では電池や干渉も確認対象です。
  • 用意した紙を使うペーパーフリータイプなら、専用シートへ自宅で印刷する工程を必要としません。
  • 完成品が欲しい場合は1枚からの印刷注文も選べます。pixivFACTORYは形状別の画像サイズと注文枚数別の価格を確認します。
参考にした情報
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この記事を書いた人

はじめまして、パソコです。
デスクワーク歴20年、肩こり・腰痛に悩んでデスク環境を整え始めて10年、今ではデスク周りすべてが趣味になっている40代の在宅ワーカーです。
「自分にぴったりの一台・一脚」に出会えるお手伝いができれば嬉しいです。

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