HUANUOのモニターアームは、1画面用ならHNSS31Bを基準に、より大きく重い画面や長いアームが必要ならHNSS33B、2画面用ならHNDS31Bという順で比較すると選びやすくなります。ただし、対応インチ数だけで購入を決めず、画面の重さ・背面の取り付け穴・机の条件まで合わせることが大切です。
私なら、まず「何枚の画面を、どこに置きたいか」を決めてから仕様を比べます。この記事では日本向け公式販売ページをもとに、購入候補となる3モデルの違いと、取り付け後につまずきやすい調整を整理しました。実使用レビューではなく、手持ちのモニターと机に合うかを判断するためのガイドです。
- 画面数・重量・可動範囲で選ぶ3モデル
- 重量の下限とVESAを含む適合条件
- 机の条件と症状別の取り付け・調整方法
- 購入先で異なる保証・返品の確認点
HUANUOモニターアームの選び方とモデル比較
まずは画面数と必要な耐荷重で3モデルを比較

1画面を取り付けたいなら、ベーシックなシングルタイプのHNSS31Bが比較の出発点です。13~32インチ、2~9kgに対応し、公式販売ページの通常価格は6,290円。画面がこの範囲に収まり、後述する高さや距離も足りるなら、まず候補に入れられます。
| 比較項目 | HNSS31B | HNSS33B | HNDS31B |
|---|---|---|---|
| 画面数 | 1画面 | 1画面 | 2画面 |
| 対応サイズ | 13~32インチ | 13~35インチ | 13~30インチ |
| 対応重量 | 2~9kg | 2~12kg | 2~9kg、各アーム最大9kg |
| 最大アーム高さ | 410mm | 560mm | 410mm |
| 最大アーム伸長 | 530mm | 660mm | 530mm |
| VESA | 75×75/100×100mm | 75×75/100×100mm | 75×75/100×100mm |
| 公式通常価格 | 6,290円 | 15,450円 | 12,620円 |
価格は2026年9月16日に確認した公式ページの表示です。同日時点では3モデルとも売り切れ表示があり、表の金額で今すぐ購入できることを示すものではありません。比較先はHNSS31Bの公式ページ、HNSS33Bの公式ページ、HNDS31Bの公式ページです。
HNSS33Bは対応重量だけでなく、高さと伸長にも違いがあります。一方、HNDS31Bは画面を2枚取り付けるためのモデルです。価格順に上位・下位と考えるより、「1枚を高く遠くまで動かしたいのか」「2枚を取り付けたいのか」で分けると、自分に必要な機能を選びやすくなります。
インチ数だけでなく重量の下限とVESAを合わせる
取り付けられるかは、画面サイズ・重量・VESAの3点をセットで判断します。HUANUOの設置ガイドが確認対象としている重量は、モニターのスタンドを除いた重さです。モニター側の説明書やメーカーの仕様表を開き、スタンド込みの値と取り違えないようにしましょう。
特に見落としたくないのが、耐荷重の下限です。HNSS31Bは「9kg以下」だけでなく、2~9kgという指定があります。HNSS33Bも2~12kgです。軽ければ必ず適合するわけではなく、メーカーの設置ガイドでも、対応重量の範囲外ではバランス調整が難しい場合があると説明されています。
上限だけを見て選ぶと、この条件が抜けてしまいます。
VESAは、ここではモニター背面の取り付け穴の規格を指します。比較した3モデルは75×75mmと100×100mmに対応しています。背面に4つの穴が見えない場合でも、スタンドやカバーを外すとアクセスできる機種があるため、モニター側の仕様を先に調べると判断できます。
VESA穴がないモニターについて、公式FAQはVESAマウントアダプターが必要と案内しています。ただし、この案内だけで任意のアダプターとモニターの組み合わせが適合するとは判断できません。穴のない機種はアーム単体で購入判断を完結させず、取り付け方法まで決まってから候補を絞るのがよいでしょう。
高さと前後の距離が必要ならHNSS33Bを検討

HNSS31BとHNSS33Bで迷うなら、画面を置きたい位置まで届くかが分かれ目です。HNSS31Bは最大アーム高さ410mm・最大伸長530mm、HNSS33Bは最大アーム高さ560mm・最大伸長660mm。
HNSS33Bはメーカーも、長いアームによって広いデスクやワイドデスクに対応できると説明しています。
そのため、対応重量に収まる1画面でも、HNSS31Bの可動範囲では希望の位置に足りないならHNSS33Bを検討する意味があります。逆に、高さと距離が足りているなら、最大12kgという数字だけを理由に選び替える必要はありません。
私なら、まず机上で画面を置きたい位置を考え、荷重条件と位置の条件を別々に比べます。
角度の仕様は両モデルとも、チルトが+85°/−30°、スイベルが+90°/−90°、画面回転が360°です。チルトは画面の上下の傾き、スイベルは左右への向きの調整を指します。この2モデルでは角度の数字に大きな違いがないため、比較の中心は対応サイズ・重量と、高さ・伸長になります。
なお、表の高さと伸長はそれぞれ公式の最大値です。両方の最大値を同時に使える位置や、画面上端の高さを示した数値としては扱えません。設置位置を寸法ぎりぎりで決めたい場合は、希望の配置が可能かを型番とともに販売元へ問い合わせてから選ぶと、判断の前提が明確になります。
HUANUO モニターアーム シングル ガススプリング式 13~35インチ対応 HNSS33B を探す
2画面にはHNDS31B、各モニターの適合を個別に判断
2枚のモニターを取り付けるなら、デュアルタイプのHNDS31Bが候補です。対応サイズは13~30インチで、商品説明には各アーム最大9kgと明記されています。重量を2枚まとめて見るのではなく、取り付ける画面それぞれを対応範囲と照らし合わせるのがポイントです。
注意したいのは、シングルのHNSS31Bが13~32インチ対応でも、デュアルのHNDS31Bは13~30インチ対応という点です。型番が似ていても、取り付け枚数だけが違う製品として扱わないでください。32インチを2枚使いたい場合、ここで比較したHNDS31Bは指定サイズの範囲外です。
HNDS31Bの最大高さは410mm、最大伸長は530mmで、チルトは+85°/−30°、左右のパンは+90°/−90°、回転は360°です。2画面化を考えるときも、枚数が合えば終わりではありません。
サイズ・重量・VESAに加え、画面を置きたい高さや前後の位置まで、このモデルの仕様で足りるかを見ていきます。
机への適合には表記差があります。HNDS31BのCクランプ対応天板厚は、仕様欄で10~90mm、説明欄で15~90mmとなっています。
厚さ10mm以上15mm未満の天板では、購入前に販売元へ適合を問い合わせる必要があります。どちらかを旧版の情報と推測したり、都合のよい数値だけで取り付け可能と判断したりしないようにしましょう。
HUANUOモニターアームの取り付け・調整と購入前の注意
机の厚さと形状でクランプ式・グロメット式を選ぶ
机に穴を開けたくないなら、まずクランプ式で設置できるかを検討します。クランプ式は机の端を挟んで固定する方法です。一方、グロメット式は天板の貫通穴を使って固定します。公式FAQでは、グロメット式には既存の穴か穴あけが必要で、クランプ式ならドリル作業は不要と案内しています。
HNSS31BとHNSS33Bの仕様欄では、Cクランプに対応する天板厚は10~90mmです。これはCクランプの条件なので、そのままグロメット式にも当てはめないでください。
メーカーの設置ガイドも、使うモデルと取り付け方式に応じて、対応する厚さの上限・下限、穴の周囲、机の端の寸法を調べるよう案内しています。
また、天板の厚さが範囲内でも、下側のフレームがクランプ位置に干渉することがあります。公式FAQには、フレームから離れた位置でグロメット穴を利用する選択肢も示されています。取り付け位置は天板の上からだけで決めず、下側の構造と、設置箇所の強度・安定性を合わせて判断する必要があります。
固定時は「強く締めるほどよい」と考えないことも大切です。メーカーのクランプ設置ガイドは、ベースがぐらつかないよう徐々に締める一方、机を傷めるほどの締めすぎを避けるよう説明しています。寸法が合うことと、安定して固定できることの両方を満たしてから、アームの取り付けへ進みます。
取り付けは部品確認から始め、固定方法は型番の説明書に従う


取り付け前には、箱の中身を説明書の部品リストと照合します。公式ガイドが挙げる確認対象は、ベース、上下のアーム、VESAプレート、ネジ・スペーサー・ワッシャーなどです。六角レンチが付属するモデルは多いものの、モニターへの取り付けではプラスドライバーが必要な場合もあります。
作業の大きな流れは、ベースを机へ固定し、アームを組み立て、モニター背面にVESAプレートを取り付けてからアームへ接続する順です。ただし、アームの接続や画面の固定方法にはモデル差があります。メーカーも、プレートを溝へ差し込むもの、クイックリリース式、ネジやロックタブで固定するものを区別しています。
そのため、別型番の組み立て動画をそのままなぞるより、手元の型番の説明書を基準に進めるのが確実です。VESAプレートには適切なサイズのネジを選び、背面が曲面や凹んだ形状なら、公式ガイドにあるスペーサーの使用条件も照合します。ネジの締めすぎは内部パーツを傷めるおそれがあると注意されています。
画面をアームへ載せる際は、確実に固定されたことを確かめてから手を放します。大きなモニターでは手伝いがあると作業しやすいというのがメーカーの案内です。部品不足や破損があれば、公式FAQに従ってサポートへ連絡しましょう。
なお、付属する金具をすべて使うとは限らないため、部品が余ったことだけで取り付けミスとは判断できません。
下がる・勝手に上がる・お辞儀する症状を分けて調整
取り付けた画面がその場に止まらないときは、まず「アーム全体が上下する」のか、「画面だけが下を向く」のかを分けます。HNSS31BとHNSS33Bの公式FAQでは、前者はガススプリングのテンション調整、後者はチルトヘッドのボルト調整として案内されています。
| 症状 | 公式FAQが案内する調整 |
|---|---|
| 画面が勝手に上がる | テンション調整ボルトを「−」方向へ回し、張力を弱める |
| 画面が下がる | テンション調整ボルトを「+」方向へ回し、張力を強める |
| 画面だけが下向きになる | チルトヘッドのボルトを時計回りに締める。角度調整できる状態を保ち、締めすぎない |
テンションとは、ここでは画面を支えるガススプリングの張力です。対象モデルのFAQでは、モニターを取り付けた状態で、上部アームを水平に保ちながら調整するとしています。公式設置ガイドの目安は半回転ずつ。少し調整したら画面をゆっくり上下に動かし、その場に止まるかを見ながら進めます。
調整前に、画面の重さが対応範囲内であることも見直してください。メーカーは、範囲外の重量では完全なバランス調整が難しい場合があると説明しています。ボルトへアクセスできない、調整がうまくいかない場合はサポートへ相談する案内もあります。
調整で止まらない症状を、すぐに故障と決めつけたり、回し続ければ必ず解決すると考えたりしないことが大切です。
評判に加え、購入先ごとの保証と返品条件を見る


評判を読むとき、私はまずレビューの型番と、自分が買う型番を照らし合わせます。HUANUOでも、ここで比較した3モデルは対応サイズ・荷重・高さが異なります。「HUANUOならどれでも同じ使い勝手」とまとめず、評価対象のモデルと設置条件が自分に近いかを考えると、仕様比較とつなげて判断できます。
公式の保証案内は、最初の購入日から5年間の限定保証を掲げています。対象はHUANUOまたは認定再販業者から直接購入した製品で、材質・製造上の欠陥に関する保証です。不適切な取り付け、改造、最大許容荷重を超える使用などは対象外となります。
一方、HNSS31Bの商品ページには「24-Month Warranty」の表示もあるため、購入する商品の適用期間は販売元への確認が必要です。
公式の返品ポリシーは、同社から直接購入した場合に限る案内です。受け取りから30日以内に申請し、受領時と同じ状態、未開封または未使用、タグ付き、元のパッケージ入りで、購入証明も必要とされています。「30日間使ってから無条件で返品できる」という意味ではありません。
第三者の販売元で購入した場合は、その購入先へ連絡し、購入先の返品ポリシーに従います。
同社の返品案内では、品質に問題がない返品・交換の送料は購入者負担、品質上の問題による返品・交換では購入者の送料負担は不要とされています。保証相談に備えるなら、購入場所、注文番号と領収書、型番を残しておくと便利です。
申請時には名前・住所、問題の説明、説明書の部品番号も求められるため、説明書も保管しておきましょう。
HUANUOモニターアームの選び方まとめ
この記事のまとめです。
- 1画面用はHNSS31Bを基準に、必要なサイズ・重量・可動範囲で比較する
- HNSS33Bは13~35インチ・2~12kg対応で、最大高さ560mm・最大伸長660mm
- 2画面用のHNDS31Bは13~30インチ対応で、各アーム最大9kg
- モニターはスタンドを除いた重量を調べ、耐荷重の下限も守る
- 比較した3モデルのVESAは75×75mm・100×100mm対応
- HNSS31B・HNSS33BのCクランプ対応天板厚は10~90mm
- HNDS31Bの天板厚には表記差があり、10mm以上15mm未満は販売元への確認が必要
- 上下に動く症状はテンション、画面だけが下を向く症状はチルトヘッドを調整する
- テンションは画面を取り付け、上部アームを水平に保ちながら少しずつ調整する
- 保証期間には表示差があるため適用条件を確かめ、返品は購入先の規定に従う









